2026年度も35期の三上先生のご案内で校内探索ツアーを開催しました

2024年度から3年目になりますが、総会に合わせて母校の校舎や敷地内を巡る「校内探索ツアー」を開催しました。

現在、母校、国府台高校の教員でもある三上勝伸​​ 先生(35期)に協力いただき、校舎内を案内いただくとともに、校舎についてなど国府台高校の歴史についてのご説明をいただきました。

陸上部出身で現在も顧問を務める三上先生からは、かつて1968年の全国高校総合体育大会(インターハイ)において陸上競技の総合優勝を果たしたことなども紹介いただきました。

校歌についてもお話をしてくれました。国府台高校の校歌は1950年に市川市立国府台高等学校から千葉県立国府台高等学校へと県移管された祝賀会で発表されました。昭和を代表する音楽会の巨匠であるサトーハチローさんの作詞、高校野球のテーマ「栄光は君に輝く」や他方で、早稲田大学第一応援歌「紺碧の空」、阪神タイガースの「六甲おろし」などを作曲されNHKの朝ドラ「エール」のモデルとなった古関裕而さんの作曲という全国にも誇れる校歌だったりします。

ちなみに校歌にある「松柏」とは「柏の若葉」という燃える青春と「松葉」という硬い芯のあるもの示したもので、鼎(かなえ)のように知育・徳育・体育を表す三角を合わせたものが現在も使われている国府台高校の校章になっています。

校門を入った入口にある「輝」像は、1960年に長崎の平和像を作った北村西望氏の弟子だった藤野舜生氏が国府台高校とのご縁で寄贈されたものです。

校歌に出てくる「アルスの森」がここを指すと思っている方もいるようですが、どうやらそうではないようです。

「アルスの森」の「アルス」はラテン語の「ars(芸術・アート)」が語源で、律令政治時代に置かれた下総国府の中心である府中が国府台スポーツセンターの野球場付近にあり、「下総総社(六所神社)」がその陸上競技場付近にあったとされているのですが、この六所神社の森を「鴻陵音頭」を作詞作曲した黒羽教諭が「アルスの森」とつけたものだということでした。

こんな話も伺いながら校舎を案内してもらいながら巡りました。

1年生と2年生の教室の入る生徒棟は1963年に竣工されたものです。参加した同窓生の中には、この校舎に初めて入ったという方もいらっしゃいました。校舎自体は47期の筆者からはほとんど変わりませんが、各教室には耐震補強がされたほか、どの教室にもエアコンが完備されるようになっています。

生徒棟にあった螺旋階段を覚えている方も多いのではないかと思いますが、螺旋階段は、2009年8月に老朽化のため撤去されました。壁から突き出た突起は螺旋階段の踊り場だった部分になります。

私たちの時代には外に出られた普通教室棟のベランダですが、経年劣化が激しく危険なため、今はベランダには出ないようにとされているとのことでした。

校舎内の壁にはこんな穴を塞いだ後もありました。

これを見て、校舎のどこだか分かりますか?

3年生のフロアにはこんな掲示も。

校舎自体もそうですが、校舎の使われ方も時代によって変わっていっているところもあるようです。

中庭のヒマラヤ杉は1本が痛みが酷く切断されましたが、残っているヒマラヤ杉1本は4階建ての校舎よりかなり高くなっており、「自分たちの頃はこれくらい低かった」と世代ごとに異なる当時の記憶と比較してその成長に驚いていました。中庭は70周年記念事業で整備された日本庭園で「静閑苑」と名付けられているそうです。

国府台高校では、校舎等の大規模改修工事が予定されており、2024年度に基本設計を実施し、今年2026年度から仮設校舎を建設し、校舎の改修工事を予定していたのですが、社会状況などにもより工事の開始時期が遅れ、千葉県教育委員会で調整を行っているものの工事期間については、いまだに未定の状況になっています。こうした状況の中、工事自体はいつになるか分からない状況ですが、現状の校舎の間に見ておきたい方は、鴻陵祭などに来られるといいかもしれません。

2025年度の校内探索ツアーについてはこちらからご覧になれます。