国府台高校創立80周年記念祝賀会実施報告

アルスの森と80周年ロゴ

市川市立中学校としての設立以来、合併や併合なども経て80年の歴史

80周年記念式典記念写真

千葉県立国府台高等学校(以下、国府台高校)は、2023年に創立80周年を迎えました。

1943年に旧制市川市立市川中学校として設立した母校は、5年後の1948年に市川市立国府台高等学校に、となりました。

翌1949年に市川市立高等女学校と合併、1964年には葛南分校だった葛南校舎を併合などもあり、現在に至ります。

創立当初は現市川市立平田小学校の一角にあった母校は、翌1944年に現市川市立宮田小学校に場所を移し、1946年に現在の場所に移りました。当時の国府台高校は、現在の市川市立第一中学校の場所までは敷地でした。

このように80年もの間に積み重ねてきた母校の歴史についても、Official Siteで少しずつご紹介していければと思っています。

今回は、この創立80周年に合わせて実施した記念祝賀会について報告したいと思います。

創立80周年記念祝賀会には200名を超える参加

2024年2月18日(日)、東武ホテルレバント(錦糸町)にて同窓会主催による千葉県立国府台高等学校創立80周年記念祝賀会を実施しました。

春を思わせるような穏やかな天候にも恵まれ、多くの同窓会員が参加していただき、来賓や恩師も含め206名が集まりました。

80周年式典の会場中央様子

千葉県立国府台高等学校の同窓会(鴻陵会)の会員は以下のように会則で定められています。

本会は、正会員および特別会員により組織される。  2 正会員は次の者とする。1. 千葉県立国府台高等学校卒業生2. 千葉県立国府台高等学校葛南分校卒業生3. 市川市立国府台高等学校卒業生4. 市川市立国府台中学校卒業生5. 市川市立国府台高等学校併設中学校卒業生のうち入会を希望し、会長が認め た者6. 市川市立高等女学校併設中学校卒業生のうち入会を希望し、会長が認めた者7. 前各号に掲げた学校の中途退学者のうち入会を希望し、会長が認めた者  3 特別会員は、次の者とする。1. 母校現職員2. 母校旧職員3. 本会に於いて特に推薦された者

一般に母校の同窓会というと自分の卒業した学校の卒業生だけだと思いがちですが、歴史ある国府台高校は、旧制の市川市立中学校として創設して、市川市立国府台中学校、市川市立国府台高等学校、千葉県立国府台高等学校への変わり、その過程では、市川市立高等女学校と合併、葛南分校だった葛南校舎の併合も行われてきました。

同窓会では、1994年の創立50周年記念祝賀会実施以来、2004年の創立創立60周年記念祝賀会、2014年の創立70周年記念祝賀会と実施してきましたが、その度にこうした歴史と伝統を感じさせられます。

80周年式典受付

今回実施した創立80周年記念祝賀会は、能登半島自身からまもない時期でもあり、開会に先立って災害犠牲者と物故会員のために黙祷が捧げられたのち、葛南分校7期の藤原孝夫 同窓会副会長の開会の辞、20期の流川呉生 同窓会長の挨拶で開始しました。 

来賓でいらした臼井武彦 千葉県立国府台高等学校校長、堀米亜佐子 PTA会長から祝辞をいただき、乾杯の発声を3期の井尾成海 同窓会相談役に行ってもらい祝宴は進みました。

流川会長登壇

今回の記念祝賀会は着席形式とし座席指定などは行わなかったため、集まった参加者は、世代を超えた交流にも繋がった場面もありました。

母校の歴史と将来に思いを馳せつつ、最後には母校の校歌を斉唱し、参加者全員で集合写真を撮影しました。

これまで創立40周年や創立60周年においては、記念誌の発行や、記念品の贈呈を行ってきましたが、創立80周年では、当初、同窓会と学校、PTAの3者により実行委員会が立ち上げられたましたが、学校側の意向などから2023年9月に実行委委員会の解散したと突然一方的に伝えられるなどもあり、大規模な記念事業が企画されず、他では学校主催の記念式典が挙行されたのみで、この祝賀会をもって締め括りとなりました。

創立80周年を迎え、同窓会としては、記念祝賀会を開催し、200名を超える同窓生に集まっていただき、参加した同窓生の皆さんは非常に笑顔で満足していただきました。

同窓会としては、引き続き、その目的である同窓会会員相互の親睦を計り、母校を後援し、その充実発展を期するように活動していきたいと思います。

2033年に千葉県立国府台高等学校は創立90周年を迎えますが、その際は、同窓会としてはしっかりと対応できるように、準備を進めていこうと思っています。

引き続き、同窓会活動へのご理解とご協力をよろしくお願いします。

80周年案内版

国府台高校80年の歴史と沿革

内容
1943年4月市川市立中学校(旧制)として市川市立中央国民学校(現在の市川市立平田小学校)の敷地内に仮校舎を設置し創設 (学級数2)
1944年1月
4月
市川市立市川商業学校(現在の市川市立宮田小学校)の校舎に移転(学級数4)(学級数8)
1946年3月
4月
日本軍国府台所在東部第188部隊跡地に移転(現在地である国府台1丁目1番地 学級数12)市川市立高等女学校が市川市立中学校(市川市宮田1306)跡地に創設 (学級数3)
1947年1月4月5月市川市立国府台中学校へと改称学制改革により新制中学校を併設(学級数8)校章が制定。徽章を配布。
1948年3月4月10月第1回卒業式が開催市川市立国府台高等学校と改称(全日制普通科 学級数8)第1回鴻陵祭を開催
1949年3月4月5月11月学制改革により市川市立高等女学廃校市川市立高等女学校を合併(学級数14)・生徒会が発足後援会が解散・PTAを創設校訓を発表
1950年4月6月県移管され千葉県立国府台高等学校となる(学級数16)県移管祝賀会挙行、以後6月1日を創立記念日と定める・校歌発表
1951年4月葛南分校創設(定時性課程普通科 市川市真間715 南行徳小学校の敷地内)
1953年2月11月「雑誌国府台」創刊講堂新築落成(948.8㎡)
1955年3月学校放送設備完成・校内放送開始
1956年11月本館第1期工事竣工(949.4㎡)、県下初の鉄筋コンクリート3階建て校舎
1959年8月
12月
本館第2期工事増築落成(1,224.4㎡)、構造は鉄筋コンクリート3階建てで増築体育館新築落成(718㎡)
1960年3月塑像「輝」を除幕
1962年9月プール落成(917.1㎡)
1963年4月12月葛南校舎設置(分校解消)創立20周年ならびに第2校舎改築落成記念式典(鉄筋コンクリート4階建て2,531㎡)
1964年2月4月11月 県内の高校で初のLL教室が完成葛南校舎3学級を併合(学級数24)、再び葛南分校と改称第2運動場開設(11,793㎡)
1966年4月(学級数21)
1967年4月9月(学級数22)弓道場新築落成
1968年4月8月(学級数24)全国高校総合体育大会(インターハイ)で陸上部が総合優勝
1969年8月全国高校総合体育大会(インターハイ)で河村正志さんがサーブルで個人優勝
1976年4月8月生徒会活動「その継承と発展のために」を発刊全国高校総合体育大会(インターハイ)でフェンシング部(女子)が団体優勝
1977年10月第1回校外学習の実施
1978年2月4月9月校章制作・寄贈・設置、現在は体育館の外壁にある千葉県立行徳高等学校定時制設置(葛南分校生徒募集停止)葛南分校 千葉県立行徳高等学校へ校舎移転
1981年3月葛南分校 最終学年卒業により閉校
1983年10月第2校舎、生徒会館、部室、渡り廊下取り壊し
1984年8月9月11月校舎棟、機械室棟、西側廊下、東側廊下新築落成(6,099㎡)NHKが鴻陵祭の様子を「われら高校生」で全国放映本館、講堂、格技場取り壊し
1985年8月10月体育館(屋内運動場・格技場)新築落成(2,331㎡)「創立40周年記念誌」発行・第3校舎、体育館付属更衣室取り壊し
1987年3月部室(120㎡)竣工 ・旧体育館、部室取り壊し
1989年2月グラウンド、テニスコート整備
1990年8月前庭工事完成
1991年11月弓道場落成
1993年2月中庭工事完成
1994年2月9月11月 創立50周年・同窓会40周年記念祝賀会実施(同窓会)第2運動場の借地契約終了教育用コンピュータ一式(44台及び周辺機器)整備
1995年3月管理等屋上防水及びテニスコート改修整備
2002年1月生徒用コンピュータ更新(賃貸借契約)
2003年3月4月
11月
防球ネット(グラウンド北側)新設(82.5㎡) ニッポン放送の中高生向け情報バラエティラジオ番組「知ってる?24時。」で憧れの高校ランキング1位に選出創立60周年記念式典ならびに芸術鑑賞会の実施
2004年2月3月10月創立60周年記念祝賀会実施(同窓会)テニスコート改修擁壁改修・目隠しフェンス設置(県道側)
2005年4月(学級数23)
2006年1月4月コンピュータ室整備(新設)、生徒用コンピュータ更新(学級数22)
2007年3月4月5月千葉大学との高大連携協定締結2学期制に移行(学級数21)普通教室冷房設備工事完了
2009年8月第2校舎螺旋階段を老朽による安全のため撤去
2010年4月9月(学級数22)正門改修工事完了
2011年4月学級数23
2012年4月学級数24
2014年2月6月創立70周年記念祝賀会実施(同窓会)創立70周年記念式典実施
2018年4月3学期制に移行
2021年3月中庭のヒマラヤ杉1本が枯れていたため安全のため伐採
2023年6月創立80周年記念式典実施
2024年2月4月創立80周年記念祝賀会実施(同窓会)「教員基礎コース」設置
80周年受付の花

(高橋亮平47期・鴻陵会理事長)

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